競馬人物誌
うどん屋のオヤジの巻
(秋華賞のファインモーション号)
うどん屋のオヤジは本当にうどん屋のオヤジであるのかは不明である。以前、ウインズに
行く途中で彼の車に拾ってもらったとき、うどんの修行をしているようなことを聞いただけで
その後あまり顔を合わせていない。だから、私の勝手な推測でのうどん屋のオヤジなの
です。若い頃から随分と競馬にのめりこんだらしく、家の4、5軒分位は負けているかもと
笑っていたが、それでも毎週競馬から離れられない馬好きの人物である。
八幡のウインズが仮設の時代は良く顔を合わせていたが、今ではウインズでの居場所が
が違うため滅多に顔を合わさなくなった。彼は常に2階に陣取っている。我々は3階が常
駐場所である。しかし、たまに2階に馬券を買いに行くとやはり居る。
彼の馬券はどうやら複勝が主体のようであった。勿論馬連も買ってはいるようであるが、
本線は複勝勝負のようである。やはり家の4、5軒分は痛かったらしく、割と手堅い勝負
に変えてきたのかも知れない。
一見お寺の和尚さん風に見えるこの人物とは妙に馬が合うが、あまり深い付き合いをして
いる訳でもない。この人は馬券の話を全くしない。だから何をどう買っているのかは、ほと
んど不明である。他人に相談することもなく、自分流の馬券道を進んでいるようである。
競馬は馬に賭けるのではなく、自分の頭に賭けるということを肝に銘じているのでしょう。
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