競馬人物誌

社長の巻

(秋華賞のファインモーション号)
この人物誌に登場する人は皆一様に競馬が大好き人達である。毎週毎週顔を見せる愛す べき人で、この社長もまたその一人である。しかし、この社長が馬券で信用しているの は第1話で登場した通称シラガである。シラガは最近八幡ウインズから遠ざかり、小倉 競馬場へと鞍替えしたので、社長も又小倉競馬場に通いだしたらしい。
社長と呼ばれるのは珍しくないが、この人は本当に会社を持つ社長らしい。週末は大概 東京に飛んでおり、土曜日に昼前にウインズか小倉競馬場に出勤するパターンである。

社長も昔はかなり張っていたらしく、一日に大口窓口に2回もお世話になったこともあ るといことである。かくいう黄門さまはまだ一度も大口窓口に馬券を出したことはない。 馬券は割と手広い馬券のようで、ボックス馬券が主体。的中回数はこの社長が一番であ る。しかし、外したときの表情が独特で、見ただけで外したと判る苦い顔である。 仕事に競馬に酒にオンナにと何でも手広いらしく、良く体が持つものだと変なところで 感心する。だから、社長なのだと納得もする。

一度年末に忘年会代わりに社長の発案で、競馬仲間数人で飲みに行ったことがある。社 長はさすがなもんで電話一本で女性がすっとんで来た。あくの無い人だから、女性にも もてるのであろう。まあ、ほどほどにして下さいよ。
この社長は万馬券とかはあまり買わない主義らしい。中穴が主体なので、他の人とは馬 券を取るレースが異なる。回りは殆ど万馬券狙いのオヤジばかりである。


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