（秋華賞のファインモーション号）
若いが勝負は割と大きい勝負師である。今ではそうでもないが、ひところは１日で数十万円単位で賭けていた。馬券は万馬券から中穴まで勝負範囲は広い。
ウインズには自分専用の椅子など用意して持ってくるから、本格的にはまっているタイプとも
言える。あまり深く付き合ってはいなので、馬券の買い方などは判らない。しかし、人に聞く
ところによれば、とんでもない馬を狙ったりするらしいのである。
このアンちゃんの最大の逸話は十万馬券の話であろう。昨年、東京か中山の特別か重賞で
十万円馬券が出たが、この兄ちゃんはバッチリ取ったらしく、大口の窓口で配当を手にしたら
しい。しかし、なにか喜びも中くらいなりオラが春．．．の表情である。
これは、後日談としてひとずてに聞いた話であるが、このあんちゃんはその馬券を最初5000
円も買っていたらしい。買った後でその馬券は予想配当が十万馬券と知って、慌てて窓口に
1000円の間違いということで変更してもらったということである。
八幡ウインズは人が込んでいないので、窓口も顔を覚えていたら割と融通をきかしてくれるの
である。そんなことをしないで最初のまま持っていたら、受け取り配当は500万円以上を手に
できた筈である。それが100万円になったのだから、嬉しいものの本心から喜べなかったとい
うことだったらしい。
１レースにつぎ込む金が大きいぶん、大口窓口のお世話になる回数も多いらしい。
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