競馬人物誌

酔っ払い名人の巻

(神戸新聞杯のシンボリクリスエス号)
 ユニークな存在といえば、この人の右に出る者はいない。いつ会ってもプ〜ンとお酒の匂い がし、朝から酒喰らっているから別名をアル中名人とも呼ばれる。しかし、競馬のほうも熱心 であり毎週顔を出さない日はない。「そのままズバっと、ありゃりゃりゃりゃ...」とか訳の 判らぬことを言って登場する。突然、窓口の売り子の女性を捕まえて「一発お願いしたい!」 とか大声で叫んだりするから、近くに居たらこちらが恥ずかしくなることもあるが、なにせ痛快 な人物である。

馬券の方は第1レースに滅法強い。取ったらすぐ「ジュース!」と言って回りの人にジュース やコーヒーをふるまう習慣を定着させたのもこの人である。馬だけでなく、自転車もやるようで 要はバクチが好きでたまらないタイプと言える。だからといって、滅茶苦茶な人物かというとこ れが以外な人格者でもあるから不思議。 かなり苦労もしたと人ずてに聞くが、それだけに酒は飲んでいても決して乱れるということは なく?、俗にいう「できている」人物でもある。

「ひさこ」というのが初恋?の人だったらしく、かつてヒサコボンバーという馬にえらく力を入れ て応援していた。但し、応援の仕方がまたユニークである。 「ひさこ〜、童貞かえせ〜!」、周りは大爆笑。楽しい人物である。


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