実戦に学ぶ生きた教訓


教訓1.狙い馬がきたとき抜け目を出すな
 レースには狙い馬が居るときと、居ないときがある。そのことにより馬券に強弱が生まれる。当然ながら  狙い馬が居る場合は強い馬券となろう。それは取っても取られても納得のいく馬券だからである。  こういうレースでは絶対馬券で抜け目にならないようにしなければならない。先ず、人気のない狙い馬を  発見したこと自体がもう大変なことなのである。しかも、人気のない狙い馬がその通り馬券になることも  度々あることではない。従って、こういうケースでは必ず馬券をヒットさせねばならない。

 私は12/23中山の初霜特別で抜け目となり400倍近い馬券を逃がした。このレースこそ絶対ヒットさ  せるべきレースだった。奇麗ごと言わずに11点流しでも良かった。怖いのは失敗は後を引くことである。  このレースを逃すことにより、しばらくはツキのない状態で戦わなければならぬハンデともなる。会心のヒ  ット作と失敗作はまさに天国と地獄の違いがある。狙いのレースではくれぐれも抜け目のないように。


教訓2.オッズ分析を怠るな
昨年の年末の中山11Rクリスマスカップで万馬券を逃した。原因はハヤカゼジョーを狙い過ぎてオッズの 分析を怠ったためと言える。人気を分析すれば簡単に取れる万馬券だったのである。1頭の馬にイレコム とこれが怖い。勝負事には何よりも沈着冷静さが必要。熱くなっては勝てないのがギャンブルの常。 前日の検討は勿論大切である。しかし、一層大切なのは当日のオッズの解析と思われる。これを習慣と とするクセをつけねばならない。

馬券を決定するのはその後だ。さらに馬券を購入した後ですら、見落としがないか再度チェックする位の慎 重さが肝要。何せ勝利の神様はこちらの馬券を見透かしているのだから...。 いずれにしろ、高配馬券を狙うのであれば、常に人気とのバランスだからこの分析は必須条件と言える。


教訓3.勝ちの後は負け有り、負けの後は勝ちあり
勝負事は実に不思議なものである。勝負するからにはその結果として、勝ちがありあるいは負けがある。 しかし、勝ちや負けは一時の結果であり不滅の勝ちや負けは存在しない。その人がはっきり勝敗を決する のはきっぱり勝負事を止めた以後か、あるいはその人が亡くなったときであろう。勝負事を続ける限り勝敗 は決したとは言い難い。だから一時的に勝ったからと言って奢ってはならないし、負けたからと言って悲観 して深刻になることはないのかも知れない。

年間で黒字になっても同じである。翌年同じく黒字になる保証はどこにもない。大事なことは負け過ぎない ことか。挽回可能な圏内で踏みとどまっていなければならない。しばらく運良く勝ちが続けば、いつか必ず 負ける時がくることを覚悟し、負けが続けば、いつか必ず勝ちがくることを信じたいものである。



教訓4.馬券は沢山買えば取れるというものでもない
馬券が取れない時期がある。長いこと競馬と付き合っている人は、こういう経験を持つ人は多いと思う。 大事なことは、このように調子が悪くなったときの対応の仕方である。一番悪いのはヤケを起こして逆転 の大勝負に出て、傷を深めるパターンである。又、自分の戦法に疑問を抱き、戦法を変えたりすることも 慎んだ方が良い。(戦法は少なくとも1年は続ける信念が必要)

さらに言えば、馬券を沢山買い増やすのも止めた方が良い。買い目を増やせば取れる確率は高くなる筈 だが、そうは単純ではない。取れないときは、増やしてもやはり当たらないのである。又、折角取れても 買い目を増やした分、プラスとなる幅も減る。焦らず、一定のリズムで購入したい。


教訓5.家で楽するPATでは勝てない?
PATは確かに便利である。JRAの全ての競馬場の馬券が買えるし、寒い中を出かける必要もない。 しかし、これでは競馬の友の顔を見ることはできないし、競馬場やウインズの独特の雰囲気を感じること もできない。それにも増して、現金での賭けでないので何となく迫力不足でもある。やはり楽して勝とうと する?のがけしからんことであろう。

競馬場やウインズに行くことの利点も多い。持参した現金の範囲でしか勝負はできない、という歯止めの 意味がある。さらにどんな大声を出して応援しても、周りに気を使う必要がない。当たれば現金を掴める ので、その現実感はPATの比ではない。これからは競馬場やウインズに行こう!


教訓6.やたらと外せぬ本命・対抗
穴馬券を狙うとどうしても人気馬を消したくなる。しかし、ここに問題がある。1・3着、2・3着になるのが 多いのはこのためである。本命・対抗は1番人気、2番人気と置き換えても良い。統計的にはこの両方が 飛ぶ確率は25%だそうである。残る75%はこの内のどちらかが絡む馬券となることが指摘されている。 従って、馬券の中心はやはり本命、対抗となる馬で、この両方を飛ばすのは危険な馬券と言えそう。

私の場合、穴馬券を狙うとき本命や対抗につけると万馬券とならないから、結局消してしまうことが多い。 その結果が狙いの人気薄がきても人気馬が絡み、1・3着、2・3着のオンパレードとなる。 万馬券に拘り、本命や対抗を消し過ぎるとこうなる。ここは一歩譲って、まず人気薄から本命や対抗に つける馬券を狙う方が賢い馬券と言えそうです。判ってはいるんですがねえ。


教訓7.狙いのないレースは見送れ
競馬場やウインズでは熱くなりがちであり、そうでなくてもお金があるのにレースを見送るのも辛い。だ から、さして狙いのないレースや絞りようの無いレースまで、手をだすことが多くなる。 私の経験からいえば、このようなレースで馬券をものすることは、まず無い。これで当たるほど競馬は甘 はないことは、競馬ファンが一番良く知っているはずである。

レースの選択は、自分で納得のいく馬券が買えるレースに限定すべきである。どうしても買いたいという のであれば、前売りで馬券を買ってそのもまま帰宅するか、自信のないレースは最低購入金額の100 円単位で購入することである。のべつくまなく参加することは避けたい。


教訓8.勝負する、しないを明確に
4月22日(日)の平場のレースで見所のない馬、それも私の嫌いな牝馬が出走していた。しかし、妙に この馬が気になり、遂には遊びでバラ券の馬連で5点流した。 結果的には、この牝馬は直線差込み3着に突っ込んだ。ワイド馬券でも万馬券という人気薄であった。 この日、狙った馬がこの1頭であったからではないが、ここは勝負であった。レースではっきりこの馬から というケースは、1日のトータルでもそう多くはない。

後にレースが多く残っているというだけで、ここを単に遊び馬券とすべきではなかった。超人気薄でもあり ワイド馬券という選択が考えられて良かった。いや、結果的には、そうすべきであったのだ。


教訓9.隣人の言葉に耳を傾けよ
競馬の予想は難しい。その推理の元になる要因が多いし、頭数も多く複雑である。従って、推理したとし てもある程度予想のつくものと、予想のつかないレースがでてくる。これは人それぞれにも見方の相違が あるし、重要視する情報も異なる。このことにより馬券は各人の思惑をのせて、売れることになる。 従って、自分で予想のつかないレースは友人の意見を聞くのが良い。友人は別の見方から、狙い馬が見 えているのかも知れない。その隣人も予想がつかないで、悩んでいるようならそのレースは見送るべきで ある。
先週、Iさんは最終レースで波乱の1頭の馬をズバリ指摘した。結果的には相手も超人気薄で500倍近 い馬券となり、馬券は取れなかった。これは自分の狙い馬とは違っていた。私の狙い馬も3着には来たが 2着に来たのはIさんの指摘した馬であった。やはり人の意見も大いに参考にすべきである。


教訓10.買いにくい材料こそ穴馬の条件
穴馬は馬券が売れないから穴馬なのである。売れないには売れないなりの理由がある。5月27日の 中京競馬7Rで例を取ると、ここで私は穴馬は牝馬でも長い距離は得意とコートリーギャルを予想してい た。この予想は結果的にはドンピシャだった。しかし、相手馬を持っていない。勝ったのは前走から2KG の59KGを背負うことになったメジロライデンである。この馬は単勝4番人気(午前中)だったので、穴馬 とは言えないが買い辛い材料が、59KGという斤量面にあった。 これが買い辛い材料のひとつである。又、穴をあけたコートリーギャルは牝馬の2500Mの距離はきつい というのが大方の見方であり、これも買い辛い材料なのかもしれない。しかし、こういう材料があるからこ そ、馬券が売れないし穴になる。その材料がデキ落ちとかケガ病気とかのものでなければ、逆手にとって 買い出動するのが高配馬券への近道であった。


教訓11.人の意見に惑わされるな
先週6月3日(日)の最終レースは大失敗であった。狙いは予想のとおりNタフネスベンチャー(菊沢仁)と 決めていた。そして相手も@マヤノマタドール(芹沢)の1点ワイドで狙うことを決めている。 結果的にはこのまま馬券を買っていたら、2着−3着のワイド馬券正解だったのである。しかし、そうは問 屋が卸さないのが勝負ごとの微妙な綾であろう。テレビの解説を見ていると、ゲスト解説者が「この本命は 自信があるのです。」と言っている。これが迷うの始まりで騎手は相性の良い熊沢だと納得したりして、購 入直前に馬券を変更した。それもわざわざより低い配当の方へ。

馬券が決まっていない段階では、人の意見に耳を傾けるのは良い。しかし、決めた後では鉄の信念でそ の馬券を買わねばならない。前日勝っていたこともあり、少し攻めの姿勢が欠けた感じであった。


教訓12.馬券は常に攻める気持ちを!
賭け事をするとき、そのときの心理状態が微妙に影響する。馬券もそのとおりである。高配馬券を手にする のは、あまり期待もせず焼け気味で買ったときとかの方が多い。勝っていて守りに回ったらまず当たらない。 同じように安全な馬券の方をと思って買った馬券はまず外れである。 わざわざより低い配当の馬券にして、高配馬券を逃がすことになるのである。ラジオ短波賞で、トラストファ アーからの1点ワイドを思案していた。メジロギルディアと結べば馬連は万馬券ということを、頭に置いた。

ワイドで狙っても30倍を越す馬券だ。1点なら文句なしの馬券である。しかし、ここから弱気の気持ちが、 頭をもたげる。そして、1番人気のネイティヴハートと結ぶ馬券にし、失敗するのである。



教訓13.たまには競馬ファンも放牧休養を
長いこと競馬をやっていると、調子が下がってきたときはどうも気乗りがしなくなる。これは競走馬が使い詰 めで、疲れが出てきて体が固くなり調子が下がるのと同じ症状と言える。こうなると競走馬は休養して疲労 を回復するしかない。競馬ファンも馬券の調子落ちで、気合乗りが悪いと感じたら競馬を休むことである。

だらだら毎週競馬をやっても成績は向上しない。調子落ちのときは、思い切って休むのが良い。リフレッシュ して再度気力が充実したと感じたら、そのとき再起をしたら良い。競馬は休むことなく毎週やっているのだか ら慌てる必要はない。心身ともに充実していることが、馬券攻略の第一条件なのだから。



教訓14.調子落ちのときは気分を変えて
前回に引き続き、トンネルの脱出法である。馬券も一度狂い出したら、どうにも止まらない。底なし沼の泥沼 に陥る。連敗街道が続き、焦れば焦るほどはまっていくのである。こんなときは思い切って競馬を休むか、全 くいつもと違う馬券で気分転換を図るのが、意外と効果があります。

 いつも馬連を購入している人はワイドにするとか、単複に変えるとか馬券そのものを変えるのである。勿論 自分の基本のスタイルを崩すわけだから、気分を変えた馬券で大勝負することは控えなければなりません。 こんなときはあまり配当を意識することはないので、意外とヒットすることが多いのです。ヒットすれば気分 も上昇するでしょうし、それから本来の戦法にもどれば良いのです。



教訓15.G1や重賞レースばかりに拘るのは?
競馬の中心はG1レースや重賞レースである。新聞や雑誌でも大きく取り上げられ、話題も豊富です。しかし、 このようなグレードレースのみを馬券の対象とするのは、如何でしょうか?
以外にこの重賞競争は馬券的に難しいのです。私も「午後から勝負!」で予想していますが、この重賞競争で 予想が当たるのは、意外に少ないと感じています。個人的には、馬券を実際に買うレースは重賞競争以外の方 が多いのも事実です。
むしろ作戦としては、自分で狙いのあるレースや紛れの少ないレースというように、自分でレースを選択する 方が、成功しやすい筈です。そのためには、沢山のレースを検討し、その中から勝負レースを抜き出す作業が 必要です。いつも重賞競争中心の馬券では、馬券的に結構取りづらいレースばかり選択することになり、得策 ではないように思われます。



教訓16.常に理想に向って!
競馬ファンの求める理想の馬券とは何でしょうか? あなたの理想の馬券は何だろうか? 理想の馬券のイメ ージを抱いていますか? まあ、理想を持っているからと言っても、その理想が実現するとは限りませんが。
理想の馬券とは1点で的中することでしょう。それもできれば万馬券のような高配馬券を1点で的中させる ことができれば、これは鬼に金棒と言えます。
的中率を上げるためには、4頭ボックスの6点買いが必要とは必勝法で述べました。これが回収率と的中率 のバランスが最も良さそうだからです。この6点から1点まで絞って的中させるのは至難の業です。だから こそ理想の馬券なのです。競馬で勝つには、この理想に向って一歩でも近づく必要があります。向上心なき ところには前進はありません。
1点なので的中率は勿論下がりますが、その代わりに6点の場合の6倍の金額で購入できる訳ですから、的中 したらその配当はかなりの額になる筈です。常に理想を抱いて、この理想を実現したいものです。



教訓17.バランス買いか、均等買いか?!
馬券の購入法のスタイルにバランス買いと均等買いの2種類がある。バランス買いとは私が勝手に名前をつけ ただけですが、購入したどの馬券が的中しても同じ程度の配当を得るようにオッズに応じて馬券の購入配分を 変えたり、勝負馬券に厚めに配分し残りは抑え程度にするとか、購入配分を変化して購入する方法である。
 一方、均等買いは購入本数に均等に配分して購入する方法である。果たして馬券作戦としてどちらが有効 でしょうか?容易に結論は出ないと思われます。
個人的には現在は均等買いである。理由はバランス買いはめんどうだからである。受取配当が同じ程度になる ようにオッズと相談して計算するのも邪魔くさいし、勝負馬券に厚めにと思ってもどれを勝負馬券にするかも あまり考えていない現状だからです。
もうひとつの理由はバランス買いは厚めに購入した馬券が的中したときは良いが、そうでないときは折角的中 したのに、これを厚めにしておけば良かったとか悔いが残るからである。従って、均等買いにして的中したと きの配当の多寡は神様の思し召し(運)と割り切ることにしている。



教訓18.スランプについて
ホームページを作成する前は、いろんなことは全て自分のノートに記録していた。今、それを振り返って 読んでみると、いたるところにトンネル、絶不調という言葉が出てくる。そして、その都度馬券作戦を反省 し、新たな決意をしているように書いている。
 調子が下降し、馬券の成績が落ちてくるのは誰しもあることで心配することではない。落ちた調子はいつ か元に戻り、また好調も訪れることは、私達自身の馬券も競争馬の成績と同じようなものかも知れない。 ただ、調子が落ちたとき資金そのものが逼迫してくると、どうしても平常心を失いがちになる。焦りは馬券 には最も大敵となるもの。
従って、理想をいえば2〜3ヶ月負け続けてもパンクしないだけの余裕がほしい。逆に言えば、現在の資金 を2〜3ヶ月持つように資金配分をして購入すべきである。現実にはなかなか難しいので、せめて1ヶ月は 続けられるような配分する方が良い。こうしておけば、その日その日の結果で過度に落胆することもないか ら、比較的ゆとりのある勝負ができる。



教訓19.素人からセミプロの域へ
競馬をやっている方なら誰しも勝ちたいと思うでしょう。だからといって、本気で馬券プロになるつもりの 人も少ないかと思います。私は馬券の世界を線引きすれば、素人、セミプロ、プロの3つに区分できると考 えています。
線引きの基準は回収率です。75%以下の人は控除率以上に税金を納めるに素人、75から100%の人は 少なくとも標準以上に配当を得ているのでセミプロ、100%を越す人は一応プロとしましょう。
さらに言えば素人の中でも50%以下はド素人となるのかも知れません。現在の自分の成績を顧みて、自分 の位置するところを良く自覚することが必要です。我々はド素人の位置にあれば、1ランクアップして素人 の位置へ、素人の位置にあればセミプロの領域へ馬券の腕を向上していかなくてなりません。

当HPはプロへの道を目指すものではなく、素人の位置から少なくともセミプロへの道を歩む道しるべとな るべく努力をしています。過去の個人的な経験から、できるだけ回り道をしないで、セミプロの域へ到達で きる手助けができればと常々心がけています。また、当HPの愛読者の方とともに歩みたいと願っています。



教訓20.負けることを恐れては勝つことも難しい
 馬券では誰しも勝ちたいと思っていることでしょう。私も無論その一人です。しかし、これは難しい命題 です。囲碁や将棋のような競技では実力の強いものが勝つ絶対勝負ですが、競馬をはじめとするギャンブル は相対勝負なのです。ここでは馬券を買うファンの能力に絶対的な差はありません。
従って、誰にでも勝つ要素はあるのですが、自分が勝つということは誰かが負けるという因果関係にありま す。他の人に勝つのはそう簡単なことではありません。負けるのはいとも簡単ですが。
勝ちたいからといって、負けることを恐れては思い切った勝負ができません。だから負けることを必要以上 に恐れていては、勝てない理屈です。
 私は最近、従来の穴狙いから無難な予想に従って馬券を買う方法で逃げてきました。これは穴狙いの失敗 が少し続いたからです。これは負けることを恐れた結果とも言えるでしょう。資金は大きな変動はありませ が、やはりジリ貧気味です。勝ちに向うには高配馬券を狙うという姿勢が欠かせません。これはリスクが大 きいのはあたり前ですが、一定のリズムで狙い続ければいつかは実を結ぶでしょう。



教訓21.トンネルに入ったら基本に戻る
 昨年後半の戦法はワイド1点穴狙いでした。そして、これは開始早々から素晴らしい成績を残し、事実 かなりのPAT資金の増加をもたらしたのです。しかし、これも秋競馬後半になると、当たりがすっかり 止まりました。
競走馬も馬券も好調はなかなか長期には持続できないのかも知れません。私は先週から気分転換を図る意味 もあって、本来の万馬券を中心とする高配馬券狙いの戦法に戻しました。この戦法については「万馬券への 挑戦」のコーナーでの研究の積み重ねが財産として残っています。
 これを再びじっくり読み返し、高配狙い時の馬連の買い方の基本を復習しました。その甲斐あって、漸く トンネルを脱出する上昇気流に乗ってきました。基本に戻り「万馬券への挑戦」の中の最も簡単な万馬券獲 得法で述べたとおりの馬券で、2本の馬券をゲットするとともにその応用で1本を追加しました。やはり 基本の重要性を再認識します。


教訓22.馬券を狙い無く漫然と買わない
 以前にも狙いの無いレースは見送るべしと書きました。先日旅行に行って、その日は競馬はやらない予定 でしたが、意外にも早く帰宅することが出来たのです。丁度特別レースが始まる佳境にかかる頃でしたので 慌てて近所のコンビニで予想紙を購入してきました。しかし、なにぶんにも時間が差し迫っています。
結局、十分な検討をすることなく特別レースだから、あるいは折角の重賞レースだから、トライアルレース だからと漫然と馬券を購入してしまいました。結果は案の定惨敗です。黙って見ているのは辛いものです。
しかし、大事なお金を賭けるのですから、納得できる材料もなく漠然と参加することは慎むべしです。 長い間競馬をやっていて十分理解していても、なかなかその辺が難しいのです。これはその人の意志の強さ にも依るのかも知れません。たまにはゆっくり馬券を離れて競馬を楽しむ位の気持ちを持ちたいものです。


教訓23.切った馬には蹴られる!
 自分で競馬を予想する場合に良くあるケースとして、「この馬は要らない」と言って切ることがないだろうか?
これがそのとおりに飛ぶことは稀である。こんな風に自分の都合で、さして根拠も無く馬を切ってはいけない。 これが今回の教訓です。天皇賞では戦前、日刊スポーツのあるプロ馬券師と呼ばれる人が『ジャングルポケット は要らない』と切って捨てていた。理由は良く判らない。これに同調した方も多いだろう。
同じように当HPの掲示板でもジャンポケは沈むとの指摘があった。結果はこれらの人の期待は外れて、ジャン ポケは2着にきっちり来た。競走馬や騎手に偏見を持ってはならない、素直に競馬を見る眼が必要です。勝手な 都合で馬を切れば、切った馬に蹴られるのが競馬だ。大阪杯でもエアシャカールは飛ぶとの偏見が当掲示板で あったが、これもきっちり2着に来た。安易に馬を切るという戦法には、勝利の女神は微笑まないのである。


教訓24.新種馬券は慎重に
 新種馬券が本格的に登場し、高配馬券が乱れ飛んでいる。万馬券は毎日だし、中には1,000倍を超える 超特大馬券も飛び出すこともしばしば。競馬ファンなら誰しもこの新種馬券には興味があろう。私も関心は十分 で、目下研究中でもある。しかしながら、その新種馬券に対するある程度の自分なりの戦略が明確になるまでは 控える方が無難のように思う。
 いたずらに配当や興味本位で参戦するのでは、成果も期待できない。単勝、複勝、枠連、馬連、ワイド、それ に馬単、3連複と種類も多くなった。その馬券の特徴や傾向を十分に理解し、自分にあった馬券を選びたいもの です。



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